朝倉台は他の区と違って近鉄不動産が山を削り谷を埋めて出来た40年あまりの新興住宅街です。
全体が住宅街の為、他の区のように神社・寺・墓地・水利がありません。
一番近い神社は西4丁目北側の近鉄電車線路沿いにある「素盞嗚神社」です。次に近いのが慈恩寺区にあります「玉列神社」で、どちらも大神神社の摂社・末社扱いとなっています。
大神神社・玉列神社と素盞嗚神社の間には初瀬川(大和川)が流れており南北に分断された形になります。古来より初瀬川右岸(北)は大三輪の神の神域とされ、墓など人の死にまつわるものは(穢れ)と考えられ、埋葬施設などは神様に遠慮して左岸(南)に作られたとか・・・。
自分が住まいする場所から一番近接する素盞嗚神社を土地神様・産土神様として祀ることに差し障りはないと考えます。
ここ10年来、参道・境内の掃除をしてきましたが朝倉台自主防災会の有志の皆さんのご協力も得ることが出来、落ち葉清掃の他門松を飾る事すら出来るようになりました。
いつものように境内落ち葉清掃班と門松作り班とに分かれ作業に当たりました。
奉仕活動は、毎年、この時期に行っていて、境内の一年間の落ち葉は、「ふご」使用で軽トラ2回分にもなりましたが、皆さんのお蔭で見違えるようにすっきりした境内に仕上がりました。
2時間あまりの作業で境内はお正月を迎える準備完了です。
新年を迎える『門松』もひときわ凛々しくきわだって見えます。
貞永元年(1232)、鎌倉幕府三代執権・北条泰時によって制定された武家社会にとって最初の成文法である御成敗式目第1条に『神は人の敬(うやまひ)に依りて威(い)を増し、人は神の徳に依りて運を添ふ』とあります。
ご芳志をいただいた皆様、ありがとうございました。さぞや神様もお喜びのことと拝します。(菅原)