今回の行程は、まず堺市庁舎21階の展望ロビーから百舌鳥古墳群をはじめ葛城・金剛の山嶺、明石海峡大橋や六甲山の山々、関西空港、高層ビルのハルカスなど素晴らしい眺望を楽しみました。
素晴らしい眺望です。
陵が築造された時は大阪湾の海岸線ももっと近くにありましたので、行き交う船からの眺めはさぞや立派なものであったことでしょう。
仁徳天皇陵、御陵名は百舌鳥耳原中陵(もずのみみはらのなかのみささぎ)です。
その後、反正天皇陵~昼食(仁徳天皇陵外周広場)~大仙公園・日本庭園~仁徳天皇陵~履中天皇陵を順に巡りました。
約7キロの行程で、仁徳天皇陵では地元のボランティアガイドさんの解説を拝聴しました。
今回の参加者は22名(男9 女13)で、皆さん元気で古墳巡りを楽しみました。
●豆知識です
〇百舌鳥・古市古墳群
世界遺産「百舌鳥・古市古墳群」は古墳時代の最盛期(4世紀後半から5世紀後半)にかけて築造された、古代日本列島の王たちの墓群です。古代日本の政治文化の中心地のひとつであり、大陸に向かう航路の出発点であった大阪平野に位置しています。
百舌鳥エリアは堺市内の東西・南北約4kmの範囲に広がっています。世界遺産の構成資産として23基21件の古墳が選ばれており、その中には、世界最大級の墳墓、仁徳天皇陵古墳(国内第1位)や履中天皇陵(同3位)をはじめとする巨大前方後円墳などが含まれています。
〇百舌鳥という地名の由来
仁徳天皇が陵墓候補地を求めてこの地を訪れた際、一頭の鹿が現れ突進してきて眼前で倒れた。その直後、倒れた鹿の耳から一羽のモズが飛び立ったのでこの地を「百舌鳥耳原」と呼ぶ。
〇反正天皇陵
第18代 墳丘長148mで仁徳天皇陵の1/3、5世紀中頃築造、履中天皇の弟
〇仁徳天皇陵
16代墳丘長486mで日本最大、5世紀中頃築造。築造に20年を要したとされる
〇履中天皇陵
17代墳丘長365mで日本第3位、5世紀前半の築造で仁徳陵より古い。仁徳天皇の皇子)
〇大仙公園・日本庭園
仁徳天皇陵と履中天皇陵の間に広がる公園で、日本庭園は堺市100周年を記念して作られた築山林泉回遊式庭園で平成元年3月に開園されました。